Rogue系に近いゲームとしてフリーソフトで2012年にサークルSilverSocondより公開されていた『片道勇者』、既にSteam版で『片道勇者+』がリリースされていますが、一度確認しておきたいと思いプレイしました。
結論としては3年以上経過しているにも関わらずよく出来たゲームでした。Steam版にリメイクされているのも納得です。
世界が左端から闇に飲まれていく『強制スクロールRPG』
早速プレイ画面ですが、画面左端が黒くなっているのが見えますでしょうか。
このゲームはターン性、ランダム生成マップのrogueに近い形態のゲームですが、一度通ったマップは全て画面のように1ターンごとに左端からじょじょに「闇に呑まれ」二度と戻ることが出来なくなります。常に左側に進み続けていないと闇に呑まれて自動的にゲームオーバーとなるわけです。もちろん落ちていたアイテムなどは回収できません。町で買い物をするたび、キャラクターと会話するときも闇は止まりません。常に現在位置に留まれるのはどの程度かを考えながら行動しないと道が無くなりあっさりゲームオーバーもありえます。
そして一定距離を歩くと魔王が襲ってきます。単身で。
もちろん強いため、装備が整うまではひたすら逃げ惑うしかありません。一定時間経つとあきらめて一時撤退してくれますが、またやってきます。その間に装備と仲間を揃え、退治するとゲームクリアとなります。
キャラクターはクラス(職業)、特徴(能力値や行動のボーナス)を生成時に付与することができ、何度かゲームするごとに得られる「伝説ポイント」でクラスや特徴の幅を増やすことが可能です。
また、「次元倉庫」という前回クリア時のアイテムを持ち越すことが出来るシステムがあるため、徹底的に強化した武器防具を持ち越すことも可能。
ただ、本格的に面白くなってくるのは仲間を見つけ始めてから。仲間ごとに特徴がありますが、会話や特定の条件によってシナリオが発生し、一定の条件を満たすとクリア時に特殊エンディングが見ることが出来るようになっています。
例:特定のワールドで登場する「ネムリ」は「ナユタの実」をあげることで仲間にできるが一定時間が経つととんでもないことになります。回避するためには・・・
クラスもそれぞれ癖が強いので、仲間のシナリオとクラス別の攻略だけで一通り満足に遊べるボリュームとなっていて、これでフリーソフトとしておくには確かに勿体無い内容でした。Steam版は追加クラス、仲間が出来ているようですが、このフリー版だけでも十分楽しむことができました。
現在まで自主制作でゲームを作り続けて17年とのことらしいですが、これだけの質のゲームを出せるのも積み重ねの成せる技かと。遅まきながらもプレイできて良かった…